顔面神経麻痺(ハント症候群)が半年で完治していく経過

顔面神経麻痺(ハント症候群)を発症してからの日記。記載内容は、起こったこと、感じたことをありのままに書いているだけです。

【最終回】発症230日:通院終了

遂に、このときが来た。

「もう、治ってますね。」と一言。

まあここ数ヶ月はまったくといっていいほど状況は変わらず。
最近は薬も飲んだり飲まなかったりだけど、それでも特に変化なしなので、これ以上続けても意味は無いだろう。

最終的に(というか数ヶ月前の段階では)日常生活では誰もハント症候群だったとは気付かないレベルに快復していて、外に出るのも、人と喋るのも、まったく気にする必要は無かった。
ただ、若干の違和感だけが残っており、鏡で見ると口の動きがやや偏っているのが分かるけど、それもまあ言われなければ分からないレベル。

調べてみると、早期治療が重要とされているので、やはり発症翌日に点滴を打ち、その後すぐに入院したのが良かったのだろうと思う。
最初は「入院してもしなくても変わらない」と言われたりもしたが、入院は最も薬の量が多いわけで、それが飲み薬と同じであるわけがないだろう。

途中で2度ほど鍼治療に行ったが、あれは効果は無かったのかも知れない。
しかし、もしかしたら効果があったのかもしれない。
まったく関係性は分からないが、行って悪くなったという気はしない。
人それぞれではないだろうか。

というわけで、この『顔面神経麻痺の日記』は、230日目をもって一応の完結です。

あ、そうそう、最後に教授先生はこう言っていました。

「ぶり返すと言うことは絶対にありませんからね。」

発症195日:診察、そして変わらず

今日は診察の日。
3時間ほどしか寝ていないネムネムの状態で病院へ。

このところ、どうも患側が固い気がする。
動くには動くのだけど、健側に比べると強く動かそうを考えなければならない。
といっても、人から見ると分からないのだけど。

先生曰く、
「40点満点なら40点。100点満点とすると95点くらい」とのこと。
40点は行ってない気がするなぁ。
他人からは分かりにくいのが難点。

簡単に言うと、「不自由はないけど違和感はある」という感じ。
「まだ違和感があるようでしたらお薬を続けてみましょう。」
ということで、またまた1ヶ月分の薬を追加してもらったのです。

いつ終わることか。

発症160日目:診察

今日は診察の日。
来月で半年になる。

調子が良くない旨を伝え、口から空気が漏れるのだということを伝えると、口をふくらませた状態でほっぺたを押さえ、漏れることを確認。

当初、薬は半年の予定だったが、教授曰く「まあ薬は半年以上続けてもいいです。」とのこと。
薬の内容は変更無し。

なかなか、前に進んでない感じである。

発症157日目:まーーーったく変化なし。

ここ数ヶ月、変化はない。
相変わらず、右半分の目や口の動きは悪い。
右半分だけ、全体的に硬直してるというか、皮膚が厚い感じで、力を入れると相変わらず右耳の奥でゴゴゴ・・・という地鳴りのような音がする。
右の方が、口は若干小さい。

薬は飲み続けている。
毎食後で、4種類あるので地味に面倒になってくる。

発症143日目:やはりどうも悪化しているような・・?

顔の感覚が弱い。
口の閉じ具合が、悪くなっている気がする。
しっかり閉じようと意識しなかったら、少し隙間が空くし、すぐに食べ物がこぼれそうになる。

瞼の感覚もなんとなく弱く、閉じにくい気がする。

相変わらず、顔面神経を使うような動きをすると、耳の奥でゴソゴソと音が聞こえる。

そもそもハント症候群なので、まだ半年も経っていない状態ではこんなものなのかも知れないが、今後どうなっていくのか。

発症125日目:診察、しかし

今日は診察の日。
いつも通り、顔の動きなどを確かめられるも、今日は採点はなし。

押さえると顔が痛い旨伝えると、
「神経に痛みが残る場合があるが、いずれ消えるでしょう」
とのこと。

実際に神経かどうかはよく分からないけど、まあ押さえなければ痛まないので、それほど気にはならない。

今4ヶ月なので、半年くらいは薬を続けましょう、ということで、いつも通りの薬をもらって帰る。
しかし、変化がなくなってきているので、このあたりが限界なのかもしれない。

発症114日目:口笛?

前々から特に変わらないので書くこともないのだけど、まだ治ってませんよっていうお知らせ。

とはいえ、なんとなく口笛の調子がいい。
前々から快方の目印にしている口笛だけど、最初は口の形に非常に注意しなければ音が出なかったものが、今日は従来と変わらない音域が出るようになっている。
音域が広がっているということは、口の形に注意しなくても音が出るということだ。

それ以外は何も変化はなく、相変わらず力が入らないけれど、目に見えないレベルで良くなっているのかもしれない。